英検一級受験の記録

一次試験

2001年第一回 2001年6月17日

思いつきでしめきりの直前に申し込んで一カ月足らずの勉強で受けたものです。数十年前に英検2級を受けたきりなので、英検がWEBで申し込めることさえ知りませんでした。語彙が全く足りないのを実感。勉強しなかったにしては不合格のBは上出来でしょう。

語彙・熟語・文法 読解 リスニング 作文 合計 結果
空所補充 内容把握 大意要約 会話文 一般文 内容一致記述
配点 30 20 20 10 10 10 12 10 122
ステラルーナの得点 10 14 64 不合格B
合格者の平均点 19 17 17 91
受験者の平均点 13 13 13 67

今回の合格点86点


2001年第二回 2001年10月21日

語彙増強を中心にやったつもりで、少なくとも前よりも手応えは十分でした。ひょっとしてまぐれでわからないけど選択肢で選んだのがあたってて合格してたりしないかと期待したのですが、世の中そうは甘くないですね。わからないけど適当に選んだところは、すべて間違いでした。しかしすべての分野が順調に伸びているし、合格点まであとたった4点だったので、次は合格間違いなしと思ったのですが・・・

語彙・熟語・文法 読解 リスニング 作文 合計 結果
空所補充 内容把握 大意要約 会話文 一般文 内容一致記述
配点 30 20 20 10 10 10 12 10 122
ステラルーナの得点 14 16 18 10 84 不合格A
合格者の平均点 21 17 17 94
受験者の平均点 14 12 13 70

今回の合格点88点


2001年第三回 2002年1月27日

年三回の英検ってもう少しバランス良く4ヶ月ごとに開催してくれるといいんですけどね。前回落ちてから、わずか3ヶ月、それも年末の忙しい時期が終わったらオーストラリアに行っていたりして、あまり勉強できなくて焦りがありました。おまけにここで落ちると次は6月まであと5ヶ月間ないという気分がプレッシャーになりました。終わった後は、とうてい受かっていないという気分で、発表を見る前から気がして滅入っていました。結果は合格点まで3点・・・思ったより良かったのですがそれはそれで更に落ち込むネタでもあります。自分を追い込んで集中的に勉強をして、この山を越える必要を感じて、落ちたのがわかったあと、WEBで見つけたCEL英語ソリューションズに行くことにしました。

語彙・熟語・文法 読解 リスニング 作文 合計 結果
空所補充 内容把握 大意要約 会話文 一般文 内容一致記述
配点 30 20 20 10 10 10 12 10 122
ステラルーナの得点 20 10 18 83 不合格A
合格者の平均点 20 17 17 92
受験者の平均点 14 12 12 67

今回の合格点86点


2002年第一回 2002年6月16日

前回落ちてから長い長い5ヶ月でした。必死で毎日平均3時間は勉強しました。休みの日は一日英語漬けの日もありました。途中でTOEICで980点取って浮かれたと思うと次の日にはCELの模試が思いもよらず21位にまで落ちていて、浮いたり沈んだりの日々でした。
答えが二つのうちのどちらかであることはわかっていて、いったん正解を書いたのに書き直して間違えたところが3点分あったせいもあって、終わってからしばらくは落ち込んでました。同時に燃え尽きていました。しかし結果は、思ったよりも作文やリスニングの内容一致記述がいい点で、予想より高い点で合格していました。実はWEBの合格閲覧があるというのを、今回初めて知りました。その夜、待ちきれずにCELに結果をFAXしました。(^^)v

語彙・熟語・文法 読解 リスニング 作文 合計 結果
空所補充 内容把握 大意要約 会話文 一般文 内容一致記述
配点 30 20 20 10 10 10 12 10 122
ステラルーナの得点 20 16 18 92 合格!
合格者の平均点 20 16 18 93
受験者の平均点 15 11 12 67

今回の合格点86点


二次試験

2002年第一回 2002年7月14日

神田外語学院に朝9時半集合。9時過ぎにつくと控え室には既に数十人が来ていました。カードに自分の受験番号や名前を書いてマークシートを埋める作業をしてから、時間前に来た人から順番に各会場の外のイスに3人ずつ案内されました。しかし案内人が不慣れで、私は三番目なのにドアにたいして逆向きに並ぶように座らされていたせいか、私のカードを最初に持っていこうとして、「こっちからですよ。」と注意されてました。

部屋に入ると、ネイティブの女性試験官と日本人の男性試験官がいて、まずは自己紹介。ここにくるのにどうやってきたか。電車では座れたかなど雑談を2−3交わしたあと、机の上の紙をひっくり返して1分間考えてからスピーチ。トピックは一番最初の出生率の減少declining birth rate -national crisis?について選びました。本当は、在日外国人に選挙権を与えるべきかのトピックがあるといいなと思ったんだけど、ありませんでしたね。インターネットについてのトピックにちょっと心をひかれました。インターネットがなければ、日本に専門の研究者がいない生物を専門として、大学とも関わりのない私が、世界の研究者や保護活動家と話をする機会などなかったから。ただ今までこのトピックについて準備したことがなかったので、やめました。

出生率の減少って、確かに年金制度や医療保険制度にとっては問題があるけど、否定的な面だけだとは思わないんですよね。自然保護の観点からいえば、これだけの人口が日本の平野部にひしめいている状況を少し変えたいし。ということで思わず利点を先に挙げてしまいました。もちろんマイナス面もその後に。時間配分はぴったりで楽しく喋れたけど、ちょっとポイントをはずしていたかなあ。crisisかどうかについての論点が少しずれたから。そのあと質問がいくつか。出生率をあげるためにはどうしたらいいか。女性の同僚は子供が一人という人が多いけど、ほんとは事情が許すなら2−3人欲しがっている人も多いこと、保育園に入るのがたいへんで、保育園は通常6時にお迎えにいかなくてはならなくて、勤務時間が5時20分に終わるので皆苦労しているし、2−3人子供を育てるのは経済的にもたいへんであること。でも若い世代は男性の同僚も保育園のお迎えにいったりしてけっこう協力していること。政府が子供をもつ家庭に手厚くするのは、1.33という出生率の低さを考えるとある程度は必要なのかもしれないけど、一方で独身や子供のない立場からすれば、自分たちが払った税金が、子供を持つ家庭にだけ手厚いのは納得しがたいし、バランスが必要だろう。などという話をしました。

思い出せる限りの面接の状況です。


Native examiner : Please have a seat
Stellaluna : Thank you.
Native examiner : My name is ○○○
Japanese examiner : My name is ○○○
Stellaluna :Nice to meet you. My name is Stellaluna.
Native examiner : Nice to meet you. So we have the right person.(これは名前を聞かれる前に名乗ってしまったからです(^^;)
           What time did you get up this morning?
Stellaluna:I got up at about six o'clock.
Native examiner : Do you usually get up so early on Sunday?
Stellaluna : No, I usually sleep in on Sunday.
Native examiner : Until when?
Stellaluna : Until 9 or 10 o'clock in the morning.
Native examiner : I sometimes sleep in until noon.
           So how did you get here today?
Stellaluna : I took the ○○ Line and the Yamanote Line.
Native examiner : Could you sit down on the train?
Stellaluna: On the ○○ Line I sat down. But on the Yamanote Line I couldn't.
Native examiner : Did you sleep when you were sitting?
Stellaluna : No, I    I was preoccupied.
Native examiner : Okay, would you please turn the card over?
            You have a minitue to choose one of the topics and think about it.

Native examiner : Okay, could you tell me which topic you chose?
Stellaluna : I chose "declining birth rate ; national crisis?"
Native examiner : Okay, please go ahead.

Recently I read an article in the newspaper that by the end of this century, the population of Japan will halve because of the low birth rate.
Today I would like to talk about the effects of a low birth rate.

First of all, I don't think a low birth rate is always bad. Japan suffers from overpopulation. If the population decreases each of us can enjoy more space. And it may also alleviate fierce competition for university entrance examinations.

On the other hand, a low birth rate may have adverse effects on society.
In the near future we will have an aging society. We will have a shortage of labor. And the young generation will have to support the old generation. It will be a big financial burden. The pension system may collapse.

In conlcusion, if the decrease in population is too steep, the cons will outnumber the pros. Considering todays low birth rate, something should be done.

Thank you for listening.

Time keeper : 時間です

Native examiner:What do you think should be done to raise the birth rate?
Stellaluna: Some of my female co-workers have only one child. But in reality many of them want one or two more children. But raising a child costs a lot and very often it is difficult to find day care centers. And I also heard that many day care centers require parents to pick their children up by 6 o'clock. But sometimes it is difficult. So they give up having another child.

Japanese examiner: You said raising children costs a lot. Do you think goverment should subsidize parents ?
Stellaluna: There are also a lot of single people and couples with no children. So if the government subsidizes parents too much I think such people might feel it's unfair. I'm no expert on this so I don't know how we can balance the situation. But I heard the birth rate in Japan last year was 1.33. A sustainable birth rate is 2.1. Considering those points, I think some subsidies are necessary to encourage parents to have another child.

Japanese examiner: Do you think husbands help their wives well?
Stellaluna: Many young male co-workers of mine help their wives very well . They cook at home. They take their children to day care centers. So at least among young couples housework is shared.

Native examiner : It's about time. Thank you for coming here. I hope you enjoy rest of the day.


全体的に喋るのは楽しかったし、別に緊張はしませんでしたから、まああと3回受けてもいいなと思いながら帰ってきました(爆)。

終わってからNOVAでラッキーマンツーマンレッスン。偶然、私が英検に何度も落ちては挑戦し続けていることを知っている唯一の講師だったので、英検の話をしばらくしました。やっと一次受かったよ〜。午前中二次だったんだ。そのあと一次の会場で、同じレベル3のある高校英語教師に一年前と今年と2回あったことについて。この人の語彙は昔からすばらしくて、今ならほぼすべて彼のいうことは理解できるけど、一年前は彼と講師が喋ると私にはわからない言葉が時々あって、想像で補いながら一生懸命ついていってました。講師曰く、その先生は一年前に一次に受かっていて二次に失敗したからまた今回受けたんじゃないのというのだけど、一年前に一次に受かっていたら今回は最後の一次免除のはずだから、受かってないと思う。彼の語彙は一級並ではあるけど、リーディングでどのくらいとれるかとかは、NOVAのレッスンではわからないよ。などという話をしました。
そういえば、この人一級一次の会場で多分私の姿を見たと思うけど、その後レッスンで一回あったときも何もいわないので、その話題は避けています(^^;)

7月24日午後、英検WEB発表がありました。自分のID、パスワードを入れて合否のところをクリックすると・・・・画面に出てきたのは自分の名前が入った合格証の画像!!!「ん、なんだこりゃあ」、半信半疑で成績の方を見ると合格ライン25点のところ26点とれてました。つまり合格ですよね。(^^)v

分野
配点 ステラルーナの得点
Section 1
(Grammatical Competence)
10
Section 2
(Sociolinguistic Competence)
10
Section 3
(Discourse Competence)
10
Section 4
(Strategic Competence)
10
Attitude
(Overall Impression)
合計 43 26

今回の合格点25点