NOVAで英語を上達させるには

英語学習者としてはたいしたレベルでないのは自覚していますから、偉そうにいえるわけではないのですが、NOVAの利用の仕方という観点から思ったことです。それとこれはある程度のペースで進歩したい人だけへのアドヴァイスです。習い事をする目的は別に必ずしも急いで上達したいからとは限らないですから、外人としゃべるのが楽しくて、そんなに必死にならなくていいから、何年かかけて自然に少しずつ進歩すればいいと言う人ももちろんいていいと思います。


NOVAに限らずどのスクールでも、上達するにはスクールのレッスンだけでは難しいでしょう。スクールを有効に利用するには、家庭学習が必要です。これは学生時代の授業を考えれば当然なのではないでしょうか。先生の授業が一度で頭にちゃんと入って忘れないと言うのなら、そのまま大学入試にも通用しますが、普通の生徒は家庭でも勉強しなきゃ無理でしょう。予備校に行って授業を聞いているだけで帰ってから何もしなかったら、難関大学に入学できないでしょう。私も7Aや6は簡単だったので何もしてませんが(特にレベル6は30レッスンほどで進級してしまったので、テキストもやってないところが結構ある)5になってからは時々、4になってからは、毎日勉強しています。レッスンで習ったことは完璧に覚えるよう努めて(いったん覚えても忘れるが)、レッスンやボイスで話題にしてみたいことを下調べします。詳しくは英語学習のページにあります。


7C,7B,7A、6くらいまではテキストを音読すると効果があると思います。高校を卒業した人なら一応このレベルの単語は聞いたことがあるはずですから、知っている英語がスムーズに会話として口に上るようにするといいと思います。

7Aあたりで文法的にはほとんど完成しているのですが、それが会話として定着するには結構時間がかかります。NOVAが文法を教えるスピードが遅いという不満があるけど、頭で理解していても、それを会話で自然に使いこなせるにはかなりの時間が必要です。ちなみに私はずっと文法的には高い評価を得ていますが(もともと高校までの文法重視の学校英語が得意だった)現在でもちょっと複雑な長い会話をすると時制があやしくなります。5あたりで極力文法が会話の中で身に付くようにするといいと思います。

4から先の進歩をするには、なんと言っても語彙の増強とそれを実践で使う訓練でしょう。テキスト以外のものも使ってとにかく語彙を増やすこと。日常レベルならほとんどのことは説明できるけど、語彙が足りないために適切な表現になっていないと、講師から言われたことがあります。それに微妙なニュアンスが伝わらないんですよね、語彙が足りないと。あとイディオムも学校英語ではほとんどならわなかったので面食らいました。高校でも進学者向け授業とか、ある程度高度な英語をやるクラスでは多少扱っていますが(先日英語の授業の試験監督をやっていて知った)私は理数系でしたから。

レベル3から2は、それまでの7A→3の何倍もの努力をしました。ここら辺はコンテンツの他の部分を読んでいただければわかると思いますが、TOEIC800点代から980点へ、英検一級に20点くらい足りない状態から合格するまで、多読精読多聴精聴、VOICEとレッスンで何百時間と費やした日々、英検一級をめざしていたせいもあって、来る日も来る日も3時間くらい、休日は十時間くらいは英語漬けの日々が一年近く続きました。それまで自分の英語が進歩していたと思ったのは、実はたいした変化ではなかったと思えるくらい、語彙も話すスピードも変わりました。気が付いたら、海外の自然保護家の自宅に招かれて話をしていても不自由を感じなくなっていました(もちろん訛りが強いと難儀しますが)思えばここがいちばん長い日々でした。レベル3までは楽しみながらやっていたのが、勉強してもしてもめざす物は遠くなっていくような気がして、フラストレーションの固まりでした。でもおかげでゴールにたどり着くことができました。


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