私の英語学習ポイント

音読 もともと一番時間をかけていたのが、音読です。目から覚えるだけではなく、口を動かすのは大切だと思います。間違った発音で覚えないためにも音声教材があるものをおすすめします。ある一時期NHKのやさしいビジネス英語の音読をやっていました。50回以上読むと、特に覚えるのでなくても、出てきた表現が自然に身につきます。この形で覚えた単語や表現は一番忘れないです。ただ、何といっても莫大な時間がかかります。

シャドウィング シャドウィングは音声を聞きながら聞いたことをそのまま口に出して再現するのですが、多少訓練しないと口が回らないです。これはリスニング力をあげるのに役に立ちます。あいにく自分のリスニングがまだ満足行くほど進歩してないのですが。
通訳学校ではPBSやBBCニュースなどを使っています。リスニング力を高めるためならこういったナチュラルなスピードでついていけるようにするのが確かに効果的ですが、実は・・・これを無理矢理やると発音がおろそかになって細部をきちんと発音しなくなるのではないかという気がします。せっかくだから、スピーカーのイントネーションや息継ぎの場所まで真似させてもらうと、スピーキングの向上にもなるはず、そのためには、NHKラジオのプログラムとかせいぜいVOAくらいのスピードの方がいいのではないかと思います。私は、授業の準備に追われていて手が回ってませんが。

精読と多読 精読は通訳学校の宿題のように、同じ記事を何度も読み込んで要約を書いたりして理解を深めること、多読は単純に読み飛ばすことではなくて、わからない単語は意味を推測して、全部は辞書をひかないですが、キーになっていると思われる言葉や表現は調べて確認するという意味で使っています。

多聴と精聴
 多聴もまたBGMとして聞き流すことではなく、わからないところがあっても意味を推測して聞くこと、できればスクリプトがあるものをこれもおすすめします。というのは自分の今の問題点は、知っている言葉や表現が聞き取れないことだからです。もちろん知らないことも聞き取れないですが。たとえばBBC Radio 4 のHeadlineなどは、集中力が途切れない程度の長さなので、毎日やるにはおすすめです。右側にあるWEEKLY NEWS SCRIPTS & AUDIO の8時と18時のニュースがスクリプトと対応しています。時々スクリプトが更新されてないときがあるのと、間違っていることがありますが。精聴は先ほどのシャドウィングをやったり、ディクテーションをしたりして、隅から隅までしっかり聞くことです。

語彙増強 語彙は一日にしてならず。英検一級をめざしていた頃足りなかったのは語彙でした。来る日も来る日も単語帳を持ち歩き、ひたすら語彙増強に努めました。その後も、通勤中など隙間時間を費やしてただひたすら単語帳をポケットにぶつぶつと繰り返すということを繰り返してはや5年以上。いつのまにか語彙がすごいですねと言われるようになりました。ただ、ニュースを聞いたり雑誌などを読んでいてもまだまだと感じています。英語学習全般にいえることですけどただひたすら時間をかけること、継続すること。今まで語彙増強にかけた時間は千時間以上になります。電車の中でたったままでも単語帳を見ている人がいたら、それは私です。